エリザベス・ハートマン

エリザベス・ハートマン(Elizabeth Hartman 1943年12月23日生)
 [アメリカ・女優]



 オハイオ州ヤングスタウン出身。幼い頃から劇団に所属していた。1965年の『いつか見た青い空』で盲目の少女セリーナを演じて、アカデミー主演女優賞にノミネートされた。22歳でのアカデミー主演女優賞ノミネートは、史上最年少記録であった。

 その後、『グループ』(1966年)、『大人になれば…』(1966年)、『フィクサー』(1968年)、『白い肌の異常な夜』(1971年)、『ウォーキング・トール』(1973年)に出演し順調にキャリアを重ねた。『大人になれば…』ではゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。

 しかし、才能があると言われながらも内気な性格が災いして映画への出演から遠ざかっていった。1982年にアニメーション映画『ニムの秘密』で、ネズミ一家の母(ミセス・ブリスビー)役で声優を担当したが、1984年に脚本家の夫と離婚するとかねてより患っていたうつ病が悪化し、1987年に自宅アパートの5階から飛び降り自殺を図り死亡した。

 1987年6月10日死去(享年43)