清田梨奈

『悪の教典』より



清田梨奈(演者:藤井武美)
 私立晨光学院高校2年4組の女子生徒。バドミントン部所属。真面目なものの内気で押しに弱い。父親の清田勝史はモンスターペアレントで、親子関係は悪く、梨奈がクラス中から無視されていると学校に訴えるが、それは本人の意思ではなく、父親の一方的な独断での可能性が高い。後に自宅が担任教師・蓮実聖司の放火による火災で全焼、父親が焼死した事件が切っ掛けで、同級生と打ち解けるほど明るい性格に変貌した。

 文化祭前夜、校舎内でそれぞれの生徒が文化祭の準備に勤しんでいた頃、蓮実は邪魔になった女子生徒・安原美彌を自殺にみせかけて始末しようとするが、手順が狂い殺人の嫌疑が掛かりそうになる。蓮実はそれを隠蔽するため、出し物の準備のため校舎に泊り込んでいた担任クラスの生徒たちを、散弾銃で次々と殺害する凶行を重ねていく。

 クラスメイトが次々と虐殺される惨劇で精神が極限状態まで追いつめられた梨奈は、カッターナイフで手首を切って自殺を図り失血死した。ただし、美術部所属のクラスメイト・前島雅彦が蓮実を欺くため、梨奈に特殊メイクを施して自殺したように見せかけたとの説もあり、生還した可能性もある。