三木典子

『白ゆき姫殺人事件』より



三木典子(演者:菜々緒)
 日の出化粧品社員で社内一の美女。25歳。他人の服装を真似したり、嫌味な言動をして他の女子社員を傷つける人物。同期の城野美姫や仕事上パートナー関係である狩野里沙子を攻撃のターゲットとしており、城野が交際していた上司を奪い取ったり、狩野が会社の主力商品である「白ゆき石けん」の盗みを繰り返しているのを知り、弱味につけこんでいた。

 ある日、三木にコンサートチケットを譲る約束を反故にされ意気消沈した城野は、給湯室で狩野に全てを打ち明ける。それを聞いた狩野は同じ境遇だと打ち明け、城野に「三木からチケットを奪え」と入れ知恵する。作戦は飲み会で風邪気味の三木に狩野が風邪薬と偽って睡眠薬を飲ませ、終了後駅に向かう三木を城野が車で送り、眠り込んだところでチケットを奪うというものであった。若干の手違いがあったものの作戦は成功し、車の中で眠った三木を放置したまま、城野はコンサート会場へと向かった。

 その後、放置された城野の車で眠っていた三木は、狩野によって長野県のしぐれ谷国立公園へ運ばれ、刃物で滅多刺しにされ殺害されたあと、全身に着火剤をかけられてトーチバーナーで火をつけられて焼かれた。