新井茂雄

新井茂雄(あらいしげお 1916年8月8日生)
 [競泳選手]



 静岡県出身。立教大学出身。1936年ベルリンオリンピック800メートルリレーで遊佐正憲・杉浦重雄・田口正治と共に金メダル、100メートル自由形で銅メダルを獲得。1936年から1941年に亘って、日本水泳界の100・200メートルのスペシャリストとして日本短距離界を席捲し、王座に君臨した。

 太平洋戦争の戦況の悪化で1944年に召集され、従軍先のビルマで戦死した。一説によると、戦闘中、後退の指令があったにも拘わらず、機関銃を抱いて最前線へ走り出て、そのまま不帰の人となったという。

 1944年7月19日死去(享年27)