吉村よう

吉村よう(よしむらよう 本名:吉村傭 1954年7月10日生)
 [俳優/声優]



 京都府出身。劇団青年座に所属していた。主として外国テレビドラマやテレビアニメーションの脇役での声優出演が中心だったが、テレビアニメ『ついでにとんちんかん』では主人公である間抜作の役を個性的な声でつとめこれが代表作になった。原作者のえんどコイチがアフレコを見学した際、「目の前に抜作先生がいる」と絶賛したほどのあたり役だった。また、ディズニー作品であるくまのプーさんのブエナ・ビスタ版で最初にプーさんの声を担当していた。

 一方、NHK教育テレビの『いちにのさんすう』では、1979年から1985年の間、本人がお兄さん役を担当し、「ヨシさん」の愛称で親しまれた。

 精力的に脇役を中心とした声優活動を続けていたが、1991年11月、都内の仕事先でクモ膜下出血を発症して倒れ、意識不明の重体に陥る。直ちに病院に搬送された後に緊急手術ののち入院し闘病生活を送っていたが、一度も意識が戻ることなく11月27日に死去した。

 1991年11月27日死去(享年37)