コリーヌ・レイ=ベレット

コリーヌ・レイ=ベレット(Corinne Rey-Bellet 1972年8月2日生)
 [スイス・アルペンスキー選手]



 1992年のアルペンスキー・ワールドカップに17歳でデビュー。すぐにアルベールビルオリンピック代表に選ばれ、大回転17位だった。1998年の長野オリンピックでは滑降30位、スーパー大回転31位と振るわなかった。


 1999年1月16日にオーストリアのサンクト・アントンで行われたレースは彼女のベストパフォーマンスの一つである。午前中に行われた滑降でワールドカップ初勝利をあげると同日午後に開催されたスーパー大回転でも優勝、1日に2勝という珍しい記録を残した。


 2002年のソルトレイクシティオリンピックは自身4度目のオリンピックだったが、滑降5位、スーパー大回転9位、大回転13位とやはりメダルには届かなかった。


 地元サンモリッツで開かれた2003年アルペンスキー世界選手権の滑降で銀メダルを獲得した。その後、膝に傷を負い、それが原因で引退した。2002年に銀行員の男性と結婚、2003年には長男を出産した。


 2006年4月30日、ヴァレー州にある両親の家で撃たれて亡くなっているのが発見された。彼女は妊娠3ヶ月であった。彼女の弟のアラン(翌週に結婚することになっていた)もまた亡くなり、母親も重傷を負った。2歳だった息子は無事だった。当時彼女の父親は留守にしていた。その出来事から遡って10日前から別居していた彼女の夫に対して逮捕状が出た。5月3日に夫は自殺していたところをスイス警察に発見された。使用された銃はコリーヌ・レイ=ベレット殺害に使用されたものと同じものであった。

 2006年4月30日死去(享年33)