草柳文惠

草柳文惠(くさやなぎふみえ 1954年1月26日生)
 [ニュースキャスター/エッセイスト]



 神奈川県に生まれる。父は戦後を代表するジャーナリスト・評論家の草柳大蔵である。1976年、青山学院大学文学部フランス文学科卒業。在学中は第18回ミス東京コンテストで優勝し、その後は東京都の海外親善使節となった。その美貌と知性を買われ、大学在学中からメディアにも登場。テレビやラジオでキャスターや司会を務め、エッセイストとしても活躍。1978年、将棋棋士の真部一男と結婚するが、のち離婚。

 2008年9月9日早朝、東京都中央区の自宅マンションにて自殺を図り病院に搬送されたが、後に死亡が確認された。自宅は54階建ての高層タワーマンションの46階であったが、ベランダの手すりに電気コードを結びつけ、そのままベランダの外に体を投げ出すような形で首を吊っていた。発見時はパジャマ姿だったという。目を覚ました母親が不自然に開いている窓に気付き、外を見ると変わり果てた草柳の姿を発見した。

 2007年5月に卵巣がんの手術を受けてから精神的に不安定な状態になっており、これが自殺の原因となったと思われる。遺体の傍らには「お母さんごめんね。おじいちゃんごめんね」といった内容の遺書と思われるメモ用紙が残されていた。

 2008年9月9日死去(享年54)