ルイス・カルロス・ガラン

ルイス・カルロス・ガラン・サルミエント（Luis Carlos Galan Sarmiento　1943年9月29日生）
　［コロンビア・政治家］


　ブカラマンガの出身。国内外の政治を担当する新聞記者であったが、コロンビア大統領であったミサエル・パストラーナ・ボレーロに見いだされ、政界に進出した。所属政党はコロンビア自由党。1982年の大統領選挙に立候補したが、本選挙でコロンビア保守党のベリサリオ・ベタンクールに敗北した。

　そして迎えた1989年、二回目の立候補となる大統領選挙の最中にボゴタ近郊を遊説中、複数のヒットマンにマシンガンなどで銃撃され射殺された。ガランの暗殺は、ガランが主張していた麻薬の規制強化に反発したメデジン・カルテルのボスであるパブロ・エスコバルの組織によるものであり、後に実行犯の一人は懲役30年の判決を受けた。

　2005年には、ガランの暗殺に関わったとして元司法大臣のアルベルト・サントフィミオ・ボテロが逮捕されている。2007年10月11日、サントフィミオは懲役24年の判決を受けた。

　1989年8月18日死去(享年45)