ジミー・ロジャーズ

ジミー・ロジャーズ(Jimmie Rodgers 本名:ジェイムズ・チャールズ・ロジャーズ 1897年9月8日生)
 [アメリカ・歌手]



 ミシシッピ州メリディアン生まれ。幼いときから芸能に親しむようになり、カウボーイ、鉄道員ののち、1920年代半ばから南部民謡に新しい生命を吹き込んで歌った。ボードビルショーでの体験や放浪者との交流から、種々雑多な音楽文化に接し、独自のスタイルを築き上げていった。ブルースにヨーデルを織り交ぜた、リズミカルなヨーデルで広く知られている。カントリー音楽の先駆者的存在であり、「カントリー音楽の父」ともいわれる。代表曲は「ブルーヨーデル」。

 晩年は結核を患っていたが、じっとしているのはロジャーズの性分ではなく、常にツアーを行いレコーディングを行うことで、病気からの快復のチャンスが失われていった。アメリカ合衆国は世界恐慌の直中に入り、レコードを売るという商売も衰退していたので、1933年5月、ロジャーズはニューヨークに乗り込んで、5月17日から録音を始めたが、5月26日に泊まっていたタフト・ホテルにて肺出血で亡くなった。活躍したのは1927年から1933年と短かった。2013年、ブルースの殿堂に入れられた。

 1933年5月26日死去(享年35)