エリック・フレミング

エリック・フレミング(Eric Fleming 本名:エドワード・ヘディ 1925年7月4日生)
 [アメリカ・俳優]



 カルフォルニア州サンタポーラ生まれ。非情な父親のために悲惨な少年時代を送る。借金のためヨーロッパで働かねばならなかった母親と別れ、独りで暮らし、映画の大道具係や、大戦中には貿易船の船員として働く。戦後、旅芸人から俳優修行を始め、やがて舞台に立つようになる。

 友人を訪ねてMGMスタジオへ遊びに行った際、拳銃さばきをしていた様子がスタッフの目に留まり、米CBS制作のテレビ西部劇『ローハイド』のギル・フェイバー役にキャスティングされた。同作品は約7年間に亘り150話近く制作された人気シリーズとなり、フレミングの知名度と人気が高まった。

 1966年9月28日、南米ペルーのワヤガ川でMGM制作の主演映画『ハイジャングル』の撮影中にカヌーが転覆、急流に飲みこまれて溺死するという不運な事故に遭い、41歳の若さで亡くなった。彼は映画完成後に俳優を引退し、ハワイで教師になる予定であった。

 1966年9月28日死去(享年41)