東久邇宮師正王

東久邇宮師正王(ひがしくにのみやもろまさおう 1918年11月3日生)
 [皇族]



 東久邇宮稔彦王第二王子、母は明治天皇第九皇女聰子内親王。兄に陸軍少佐盛厚王、弟に粟田彰常侯爵、多羅間俊彦がいる。1923年の関東大震災に遭難し、避暑滞在中の神奈川県藤沢市鵠沼海岸の吉村鉄之助別荘で薨去。母・聰子は階上の部屋にいたため無傷で救出されたが、師正は倒壞した家屋の下敷きになった。遺骸は鵠沼在住の退役海軍大佐・松岡静雄により、差し向けられた軍艦で東京へ運ばれた。鵠沼海岸には、師正王の関東大震災遭難記念碑がある。同震災では、山階宮武彦王妃の佐紀子女王が鎌倉別邸で、閑院宮家の寛子女王が小田原別邸でそれぞれ被災し、計3名の皇族が命を落としている。

 1923年9月1日死去(享年4)