高橋ひろ

高橋ひろ(たかはしひろ 本名:高橋裕幸 1964年8月10日生)
 [シンガーソングライター]



 1984年頃から「POPSICLE」というバンドで活動していたが、財津和夫に才能を認められ、1987年にチューリップの第三期から加入しプロデビュー。当時は本名の高橋裕幸を名乗っており、ボーカル、キーボード、パーカッション、サックスを担当。バンド内でもシングルのカップリング曲のボーカルを手がけたり、アルバム曲に自作曲を提供するなど財津も高橋の才能を買っていた。

 1989年、チューリップが解散すると一時的に「POPSICLE」を再結成し、インディーズからアルバムをリリースしたのち、1993年ソロ・デビュー。テレビアニメ『幽☆遊☆白書』のエンディング・ソングとなった「アンバランスなKissをして」、「太陽がまた輝くとき」は大ヒットを記録し、音楽番組にもしばしば顔を出すまでになったが、所属レーベルであったメディア・レモラスの解散の影響で歌手活動を縮小し、以降はアニメソングや舞台音楽、テレビ・ラジオのジングルなど、ポニーキャニオン関連のコンテンツを中心とした楽曲提供を活動の主軸としていた。

 2005年11月4日、後腹膜腫瘍による多臓器不全で逝去。20代から持病を抱えており、入退院を繰り返し、6~7回の手術を受けながら音楽活動を続けてきた。1ヶ月前には新曲も完成したが、11月に入って容体が悪化。最期は家族に「アーティストとして恵まれた環境だった。幸せな人生を送れた」と言い遺し、息を引き取ったという。

 2005年11月4日死去(享年41)