シャーンドル・コチシュ(Sandor Kocsis 1929年9月23日生)
[ハンガリー・サッカー選手]
ブダペスト出身。ポジションはFWで、主にセンターフォワードを務めた。
歴代最高のストライカーの一人と考えられている。177cmと目を惹くほどの長身ではなかったがヘディングを得意とし、黄金の頭という異名を取った。1950年代前半にマジック・マジャールと呼ばれ無敵を誇ったハンガリー代表の中心選手の一人で、1954年に開催された第5回ワールドカップ・スイス大会で11得点を挙げ得点王となる。この時の1試合平均2.20得点(=5試合で11得点)という記録は今現在破られていない。1956年のハンガリー動乱の影響でスペインに亡命し、以後はFCバルセロナでプレーした。
晩年は胃がんのほか、アテローム性動脈硬化を患い左足を切断した。1979年7月22日、左足を失ったことによる精神的ショックで病院から飛び降り自殺している(誤って転落死した可能性もあり)。
1979年7月22日死去(享年49)