窪塚洋介

窪塚洋介(くぼづかようすけ 1979年5月7日生)
 [俳優]



 神奈川県出身。1995年、TVドラマ『金田一少年の事件簿』でデビュー。2000年、ヒットドラマ『池袋ウエストゲートパーク』にて、キングこと安藤タカシ役の「怪演」で注目される。2001年の映画『GO』では主演を務め、最年少で日本アカデミー賞である新人俳優賞と最優秀主演男優賞を受賞した。


 2003年に一般人女性と結婚。子育てのために一時休業中だった2004年6月6日午後0時10分ごろ、神奈川県横須賀市の約26mの高さにある自宅マンションの9階から転落した。建物から約9mも離れたフェンスに衝突後、芝生に落下したため、頭蓋骨の開放性骨折など深刻な傷はあったものの、命に別状はなかった。

 所属事務所は「鯉のぼり設置の事故」と発表したが、マンションから約9mという相当離れた距離に落下しており、単に転落したと考える事は物理学的に不可能(相当な助走をつけて飛び出さなければ、その地点には落下し得ないため)。 発表内容の矛盾もあり、マスコミや警察側も、所属事務所の発表が事実ではない可能性を指摘している。ちなみに、ワイドショー内では「コンビニに急ぎすぎて階段とエレベーターを使い忘れた」という発言をしていたが、これは『凶気の桜』で親交があったK DUB SHINEから譲り受けたギャグネタである。

 環境問題への取り組みに対するマスコミの取り上げ方が、大麻擁護発言をクローズアップしたものであったことにより、落ち込んで自殺を図ったのではないかという説、また、麻薬の過剰摂取でトランス状態に陥り、自殺ではなく、単に精神が錯乱した為に自ら助走をつけてジャンプしてしまったという説など、諸説が入り乱れた。

 一部の週刊誌では、「ベランダの柵で、腹部を支点にしてヤジロベエのようにブラブラと身体を揺らす」ことを日常の楽しみとしていて度々行っていたが、バランスを崩して一回転し、落下したことが「真実」だとして紹介された事もある。しかし、事務所側はこれらを否定し、窪塚自身もその時の記憶がないと言い、また「これまで生きてきた中で、自分は死にたいと思ったことはない」と自殺説を否定している。