キース・エマーソン

キース・ノエル・エマーソン(Keith Noel Emerson 1944年11月2日生)
 [イギリス・キーボーディスト]



 ヨークシャー州のトッドモーデン生まれ。1970年代前半にイギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」のメンバーとして活動し、本国イギリスやアメリカを始め、世界的な人気と知名度を獲得した。また、当時まだ開発されて間も無いシンセサイザー(モーグ・シンセサイザー)を世界に知らしめた功績でも知られる。特に「ロックという分野においてシンセサイザーをどう使うかという方法論を提示した最初の人物」と評されている。

 1979年、エマーソン・レイク・アンド・パーマーが活動休止した後の1980年代には、映画音楽の制作活動を行った。1992年および2010年にはエマーソン・レイク・アンド・パーマーを復活させた。晩年はソロ活動を断続的に続け、日本やドイツなどの交響楽団のために作曲などの活動も行っていた。

 2016年3月11日未明、カリフォルニア州サンタモニカの自宅で、頭部を銃で撃った状態で倒れているのを同居の日本人女性が発見し通報、死亡が確認された。捜査当局は自殺と見ている。エマーソンは神経性の障害で右手の2本の指が動かず、うつ状態だったという。4月に来日公演があり、それに先だって3月21日には日本のテレビ局に生出演する予定てあった。

 2016年3月10日死去(享年71)