アドルフ・ムーロン・カッサンドル

アドルフ・ムーロン・カッサンドル(Adolphe Mouron Cassandre 1901年1月24日生)
 [フランス・グラフィックデザイナー/芸術家]



 ウクライナのハリコフでフランス人の両親に生まれ、1915年、フランスのパリに移住する。画家として生きることを目指したが、1922年に最初の広告の仕事を手がけて以来、グラフィックデザインに興味を持ち、徐々にこれに熱中してゆく。

 1926年に事務所「アリアンス・グラフィック」を開設。1920年代から1930年代にかけて、キュビズムの影響を受けた多くの作品を生み出し、フランスのポスター界に新風をもたらした。

 その後は広告関係の仕事をやめ、装飾や舞台装置の制作などにも取り組んでいたが、二度目の離婚を経て、徐々に抑鬱的になったと見られ、1度の自殺未遂の後、1968年6月17日にパリで拳銃自殺した。

 1968年6月17日死去(享年67)