富沢祥也 (とみざわしょうや 1990年12月10日生)
[オートバイレーサー]
詳細な死因は明らかにされていないが、治療を担当した医師が記者会見で語ったところによれば、転倒直後にデ・アンジェリスとレディングのマシンが高速で衝突したことによる大動脈破裂が直接の死因と見られている。サーキット内のメディカルセンターに運ばれた時点で心臓に血腫が確認されたほか、病院搬送後に心筋にダメージを負っていることも確認されたという。また遺体を確認した関係者によれば、頭部への外傷はなかったものの首・肩・腰・大腿骨などを骨折していた模様。
イコールコンディションに近い新設クラスでの初ポールポジション、初優勝と才能を開花させ始めた矢先の、まだ19歳の若さでの出来事であった。またこの前日にはチームとの契約延長に合意し、Moto2クラスに翌年も継続参戦することが内定したばかりだった。
中学生時代から木村カエラの大ファンであることを公言している。本人曰くファンというよりは「初恋相手」とのことで、周囲のレース関係者にも「レースで優勝したらカエラに会わせて欲しい」とお願いすることが多かったが、事故死により叶わなかった。2010年6月にカエラが結婚を発表した際にはかなりのショックを受けたという。
また自らの使用するゼッケン番号「48」のつながりから、AKB48も気になっていたという。2010年の日本GPでは、富沢がAKB48の中でも特に好みだという板野友美が富沢のグリッドガールを務めることが決定していた。
2010年9月5日死去(享年19)