サーカイ・ジョッキージム

サーカイ・ジョッキージム(Sakai Jockygym 本名:ソムブーン・ウィアンチャイ 1990年5月10日生)
 [タイ・プロボクサー]



 元々はムエタイの選手であったが、ボクシングへ転向。2008年10月26日、沖縄県で牧野サトシと対戦し、最終ラウンド残り1秒でKO負け。

 2009年3月8日、当時タイ国内のスーパーバンタム級1位に位置したサーカイは、ラジャダムナン・スタジアムにおいて日本の辰吉丈一郎と対戦した。試合は7ラウンド1分3秒で辰吉陣営からタオルが投げ込まれTKO勝利だった。この試合により辰吉は1999年8月26日のウィラポン・ナコンルアンプロモーション戦以来の敗北を喫することになった。

 2009年10月12日、福岡県宗像市の宗像ユリックスにて日本の仁木一嘉と対戦を行った。試合は最終回までもつれたが仁木の右ストレートが決まり、レフェリーに試合を止められ意識を失ったサーカイはそのまま福津市内の病院に運ばれたが、意識が戻ることはなくそのまま死去した。死因は急性硬膜下血腫。

 後に、遠征に対する承認をタイプロボクシング協会が出していなかったことが判明。通常であれば、協会の承認が下りなければ渡航試合は認められない。さらに、サーカイ選手はプロのムエタイ選手登録はされていたが、プロボクシング選手登録が期限切れで健康診断などを受けていなかったことが判明。これによりボクシング協会内の諸問題が浮き彫りになった。

 2009年10月12日死去(享年19)