宮脇沙世

『トリハダ -劇場版-』より



宮脇沙世(演者:松本じゅん)
 都内のマンションに住む中年の宮脇沙世は、毎晩のように隣の部屋から聞こえてくるあえぎ声に悩まされていた。隣人が家電メーカーのコールセンターに勤める高林ひかりと知っていた沙世は、仕返しとばかりにコールセンターへ頻繁に電話をかけ、ひかりに対して製品のクレームや罵詈雑言を浴びせていた。

 そんなある日、ひかりがクレーム対応に疲れ果てて帰宅すると、ふと隣の部屋の住人の表札が宮脇沙世である事に気付く。その後も沙世はひかりを精神的に追い詰めていくが、限界に達したひかりに浴槽で殺害された。