吉田雅美

吉田雅美(よしだまさみ 1958年6月14日生)
 [やり投げ選手]



 和歌山県出身。やり投げの第一人者として、後輩の溝口和洋と共に日本の投擲競技を支えた人物である。

 1984年の第23回夏季オリンピックロサンゼルス大会の陸上競技:やり投で81m98(旧規格)を記録し、5位に入賞。その後のソウル、バルセロナと五輪に3回出場したほか、アジア陸上競技選手権で優勝するなど、アジア屈指の実力を発揮した。

 現役引退後は、日本陸上競技連盟強化委員会(投擲部長)に就任し、後進の指導に当たっていた。

 2000年3月7日、東京・世田谷区内の自宅で首つり自殺した。2月29日に妻を亡くしたばかりで、心労から後追い自殺したものとみられる。自宅マンション3階のベランダで首をつって死んでいたのを、近くに住む義父が発見した。

 2000年3月7日死去(享年41)