牧野京子

『MW-ムウ-』より

牧野京子（演者：石田ゆり子）
　東京中央新聞の記者。16年前、沖之真船島で開発中の神経ガス「MW」が漏れ出し、島民の大半が中毒死、生き残った島民もことごとく虐殺される事件が発生した。だが、その中で生き残った少年が2人いた。1人は後に神父となった賀来裕太郎、もう1人はエリート銀行員となった結城美智雄である。

　結城は国内外で殺人を重ねる。タイでの誘拐殺人事件で犯人に肉薄した刑事の沢木和之は、結城が犯人であると勘付くが、その尻尾をなかなかつかめない。犯罪のサポートを強要されていた賀来も、警察への密告に失敗する。

　そんな中、タイの事件を追ううちに16年前の惨事に行き当たった新聞記者の京子が賀来と結城に接触。その結果、結城は現存するMWの保管場所を知ることになる。そして結城、賀来、牧野の三人は徹底的に調査しようと沖之真船島へ上陸する。そこには隠されていた「MW」のタンクがあったが、警戒センサーを感知して、緊急出動してきた米軍ヘリの銃弾で牧野は死亡した。