ダニー・ロバン

ダニー・ロバン(Dany Robin 本名:ダニエル・ロビン 1927年4月14日生)
 [フランス・女優]



 パリ郊外のクラマールで生まれる。9歳からバレエを始め、17歳でフランス国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)バレエ科を首席で卒業し、オペラ座に入団した。しかし、演技を学ぶために再びコンセルヴァトワールに入学し、またもや首席で卒業している。舞台で活躍した後、『夜の門』や『沈黙は金』などの映画に出演してイヴ・モンタンやモーリス・シュヴァリエなどと共演して存在感を見せた。1951年の『恋路』でスター女優の仲間入りを果たし、1953年の『想い出』で新しい国際スターとして一躍名を馳せた。シリアスもコメディもこなせる実力派の美人女優として魅力的な演技をみせたが、海外の企画には時折出演して、フランス映画界にとどまることを選んだ。

 私生活では、1951年に俳優のジョルジュ・マルシャルと結婚し、2人の子供をもうけたが、1969年に離婚。同年、イギリスの映画関係者マイケル・サリヴァンと結婚し、アルフレッド・ヒッチコック監督作品『トパーズ』の出演を最後に映画界から引退して家庭に入っていたが、1995年5月25日、パリの自宅アパートが火事になり夫のマイケルと共に亡くなった。

 1995年5月25日死去(享年68)