クリス・ファーレイ

クリストファー・クロスビー・ファーレイ(Christopher Crosby Farley 1964年2月15日生)
 [アメリカ・コメディアン/俳優]



 ウィスコンシン州生まれ。大柄な体格を活かして、高校時代はフットボールをやっていた。その後、地元の大学を卒業して、コメディアンを志し様々な舞台を踏む。後にその才能を認められ、即興演劇集団のセカンド・シティへ参加。それが、全米人気テレビ番組の『サタデー・ナイト・ライブ』への出演に繋がった。1990年、同じくコメディアンのクリス・ロックと共にサタデー・ナイト・ライブへの参加を果たしたファーレイは徐々に番組内でも頭角を現していき、アダム・サンドラー、デヴィッド・スペード、ロブ・シュナイダーらと組んで番組を盛り上げた。

 1992年には、マイク・マイヤーズ主演の『ウェインズ・ワールド』で映画デビューも果たす。SNLでは中でも特に同期のスペードとは仲が良く、1995年に製作された『クリス・ファーレイはトミー・ボーイ』や1996年の『プロブレムでぶ/何でそうなるの』ではコンビで出演、興行成績でも好成績を残した。1997年にはアクション・コメディの『ビバリーヒルズ・ニンジャ』へ主演して、どう見ても無理のある白人忍者を演じた。

 才能あふれるコメディ俳優としてこれからが期待される若手の一人だったのだが、1997年12月18日にファーレイはコカインとモルヒネの多量摂取により33歳という若さでこの世を去った。尚、それまでコンビとして組んできたスペードは、親友の死に相当なショックを受け、彼が棺にいるとは信じがたいと葬儀には出席しなかった。

 1997年12月18日死去(享年33)