マイク・アルフォンソ

マイク・アルフォンソ(Mike Alfonso 1965年1月24日生)
 [アメリカ・プロレスラー]



 フロリダ州タンパ出身。1989年にデビューし、アメリカ合衆国の小中プロレス団体で活動していた。1990年、大仁田厚がプエルトリコに遠征中、当時抗争中であったビクター・キニョネスとプエルトリコ勢のレスラー達に襲撃され負傷、そのペナルティとしてプエルトリコのレスラーが出場停止となったため、本来来日するはずだったレスラーの代役として、ターザン後藤の推薦で9月にザ・グラジエーターとしてFMWに初来日。来日当初より2メートル級の長身から放たれるパワーボム「アッサムボム」とノータッチのトペ・スイシーダを披露し、リングを席巻した。

 その後もFMWの常連外国人レスラーのエースとして活躍。1995年のリーグ戦『グランドスラム』では、決勝戦でハヤブサを倒して、世界ブラスナックル王座を奪取。その後、金村ゆきひろからインディペンデント・ワールド・世界ヘビー級王座を奪って、2本のチャンピオンベルトを統一。初代FMW認定二冠統一王者となった。また、1997年の川崎球場大会での田中将斗との試合は高評価され、以後田中との試合はFMWとECWを股にかけるカードとなる。FMWがエンターテイメント路線に変更後は、アメリカに戻りECWに参戦して活躍する。1999年には全日本プロレスにも参戦、9月4日の日本武道館大会では小橋建太との一騎討ちも行われた。

 ECW世界ヘビー級王座戴冠中の2000年に、多額の契約金と共にWCWに移籍。その後、プロレスリング・ノアに出場予定だったが、シリーズ開幕前に内臓疾患により急きょ全戦欠場となる。このため本人は引退を決意。1年間の休暇を取り、その間に不動産取引のライセンスを取得。2006年から地元フロリダ州タンパの不動産会社に勤務していた。

 2007年2月17日、外出に誘おうとした友人により、自宅の中で首を吊って死んでいる姿で発見される。検死の結果、自殺と判断された。妻と2人の娘を残しての死であった。

 2007年2月17日死去(享年42)