田村奈津枝

田村奈津枝(たむらなつえ 1982年6月21日生)
 [サッカー選手/コーチ]



 神奈川県出身。高校時代にサッカーを始め、日本体育大学在学中に全日本大学女子サッカー選手権大会4連覇を達成。また、神奈川県代表としても4大会連続で国体に出場した。卒業後の2005年に日テレ・ベレーザに加入し、インターセプトとヘディングを武器にDFとして活躍。同時に東京ヴェルディスクールのコーチも兼任した。2007年にはINACレオネッサに移籍し、翌2008年シーズンは、なでしこオールスターに選出されるなど、最終ラインからチームを支える活躍を見せていたが、このシーズンを最後に引退した。現役引退後は、株式会社ファンルーツアカデミースクールコーチ、日本体育大学女子サッカー部コーチなどを歴任し、2015年からJFAアカデミー今治のコーチを務めた。

 2017年2月、関東地区担当のJFAナショナルトレセンコーチに就任したが、それから間もない2月14日午前10時ごろ、愛媛県四国中央市の高知自動車道上り線の大影トンネル入り口付近で車6台がからむ多重事故が発生し、この事故に巻き込まれ全身を強く打って死亡した。

 事故当時、現場は雪が降っており、走行中のトラックがスリップして横転。避けようとして急停止した後続のトラックに、彼女が運転していた乗用車など4台が相次いで衝突したという。

 2017年2月14日死去(享年34)