フレッド・ザ・ゴッドソン

フレッド・ザ・ゴッドソン(Fred the Godson 本名:フレデリック・トーマス 1985年2月22日生)
 [アメリカ・DJ/ヒップホップMC]



 ニューヨーク市ブロンクス区で生まれ、生涯その地で過ごした。2000年頃からフリースタイルでのラップ活動を開始。持ち味はハスキーな声、ユーモラスな言葉遊び、そして創造的な韻にあった。

 2010年初頭に2つのミックステープを販売。2011年、ヒップホップ情報誌XXLに、その年注目のアーティストに与えられる「フレッシュマン(Fleshman)」に選出され、一躍注目を浴びるようになる。以降、2020年までの間に数多くのアーティストの作品に参加した。

 2020年4月6日、自身のインスタグラムに酸素マスクを付け、右拳を握りしめた姿の写真を公開。2019新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したことを公表し、「みんなに僕の回復を祈ってほしい」と投稿していた。フレッドは幼少時から重度の喘息に悩まされており、腎臓障害も出ていた。9日には妻リーアンは不安の胸の内を語る投稿をしているが、翌日には「なんとかなるだろう」と述べ、人工呼吸器を外すことを進めていたという。だが、その後容態が回復することはなく、2020年4月23日に合併症のため亡くなった。

 2020年4月23日死去(享年35)