岡潤一郎(おかじゅんいちろう 1968年12月7日生)
[騎手]
北海道出身。高校を中途退学後に競馬学校に入学。1988年に騎手としてデビュー。同年に44勝を挙げJRA賞最優秀新人賞を獲得した。翌1989年も46勝を挙げるなど活躍。
1991年リンデンリリーでエリザベス女王杯を制し初めてのGIタイトルを獲得。しかしゴール入線後に馬が故障し、愛馬のいない中での表彰式となった。だが、結果的にはこれが生涯唯一のGI勝利ともなってしまった。
1993年1月30日の京都競馬第7競走でオギジーニアスに騎乗。4コーナーで同馬が故障、その煽りでバランスを崩した岡も落馬した。その転落の際にヘルメットがずれてしまい、本来保護されなければならない頭部を後続の馬の脚が直撃してしまうという事態が起き、救急搬送されたものの、外傷性クモ膜下出血、頭蓋骨骨折、脳挫傷、脳内出血を負い意識不明の重体に陥る。その後肺炎を併発し39度の高熱まで発症してしまい、2月16日午後0時57分に逝去した。