ステファン・ベロフ(Stefan Bellof 1957年11月20日生)
[ドイツ・レーシングドライバー]
オー・ルージュは、急な上り坂を左右に駆け抜ける高速ブラインドコーナーであり、テクニックと度胸が要求されるスパでも特に難所とされる。ベロフがそのようなコーナーで仕掛けたことに対しては、今日でも「無謀」との意見が多くを占めている。
期待の新人だったベロフの死は、近年でもモータースポーツファンや関係者の間で度々話題にされる。『ベロフが生きていれば、ドイツ人初のF1チャンピオンはミハエル・シューマッハを待つまでも無く誕生していた』と言う意見がある一方、『速いが安定感に欠けていた為、生きていてもF1でチャンピオンになることは出来なかった』と言う意見もある。
しかし、一定の評価を与える点は多くの人物に共通しており、ベロフの死を『レース史でも有数の才能の損失』として挙げる人物は今日でも多い。
1985年9月1日死去(享年27)