ファビオ・カサルテッリ(Fabio Casartelli 1970年8月16日生)
[イタリア・自転車ロードレース選手]
このときカサルテッリは自転車用のヘルメットを装着していなかったことから(この頃はまだレース中のヘルメット装着義務がなかった)、「ヘルメットを被っていれば少なくとも生命は助かったのでは」と指摘する関係者も多い。
ツール・ド・フランスのレース中の事故で選手が亡くなったことが他の選手に与えた衝撃は大きく、その後国際自転車競技連合(UCI)がロードレース中における選手のヘルメット装着義務化に動くきっかけの一つとなったほか、2005年のツール・ド・フランスでカサルテッリの事故現場を通過した際には、選手らが追悼のリストバンドを装着して哀悼の意を表すなど、現在に至るまで大きな影響を及ぼしている。
1995年7月18日死去(享年24)