ブライアン・サミュエル・エプスタイン(Brian Samuel Epstein 1934年9月19日生)
[イギリス・ビジネスマン]
リヴァプール出身。1962年、ビートルズをマネージメントする為の会社「NEMSエンタープライズ」を弟を共同経営者に迎えて設立する。ビートルズのマネージャーとして最もよく知られ、彼らからはエピーという愛称で呼ばれていた。
エプスタインがビートルズと出会った当時、彼らはジーンズと革ジャケットを着用し、騒がしい演奏を行っていた。不良のイメージを払拭させるべく、エプスタインは彼らにスーツとネクタイを着用させ、ステージ上で小綺麗にするようにさせた。また、ステージ上での喫煙をやめさせ、演奏の終わりには一礼を行うようにさせた。その外観はバンドが一般に受け入れられるのに役立った。
1967年8月27日にアスピリンの過剰摂取で死去。死因は自殺だったのではないかと、しばしば推測された(同年9月30日にビートルズとNEMSとの契約が期限切れになること、ビートルズがコンサートを中止したためにエプスタインの仕事が減り、自分の必要性がそれまでよりなくなってしまい悩んでいたとも言われている)が、公式の検死は偶然の事故死とされた。
エプスタインは、ビートルズの経歴全ての面を管理していた。彼が死んだ後、メンバーの対立が表面化し、ビートルズは解散に向かうこととなったため、解散の重要な要因となったとも言われている。葬儀はロンドン市内にある墓地で行われ、ビートルズのメンバーは混乱を理由に誰も出席しなかった。
生前公表されることはなかったが、エプスタインは同性愛者であった。ジョン・レノンに惹かれていたものの、個人的な感情に基づいて行動した形跡はほとんどない。
1967年8月27日死去(享年32)