デビット・バーク(David Burke 1952年5月18日生)
[ジャマイカ・航空会社従業員]
国家運輸安全委員会(NTSB)の調査団と連邦捜査局(FBI)による2日間にわたる飛行機の残骸の発掘調査のあと、銃弾6発を使い切った弾倉がある拳銃の一部分とバークが事故に関与していることを示す、嘔吐袋に書いたメモが発見された。FBI捜査官は拳銃の引き金ガードに付着していた指先の断片から指紋を採取することができ、それはバークが墜落まで生きていて拳銃を握りしめていたことを証明した。メモには「やあ、レイ。俺たちがこんなふうになるなんて皮肉なもんだな。俺は家族のために慈悲を乞いたんだ。覚えてるか。だけど、少しも手に入らなかった、きっとあんたもな。」と書かれていた。事故現場で発見される証拠に加えて、次の状況も明らかになった。バークの同僚は彼に銃を貸したことを認めた、そして、バークの女友達の留守電には別れの言葉が残されていた。
事件の後、航空会社の職員が離職した際は「即時に身分証を回収すること」を義務づける法案を含む、数本の連邦法が承認された。またすべての航空会社職員は乗客と同等の保安基準に従う方針が約款に導入された。この事故により石油関連企業シェブロンUSAの会長をはじめ4名の重役と電話会社パシフィック・ベルの3人の役員が命を落とした。これを受けて大企業では会社の幹部の集団での移動を禁止する方針に改正した。
1987年12月7日死去(享年34)